セッションを受けたことがある方は、
手放すものとして私がよく言及するのが、「期待」であることはご存知かと思います。
親子関係に限らないのですが、今日は親子を例にしてお話しします。
親はよく子供に、あぁなって欲しい、こうなって欲しいと思いますね。
●笑顔を絶やさないで欲しい
●元気に育って欲しい
といったポジティブな「欲しい」は、期待というより「願い」ですね👍
しかし、
性格を変えて欲しいというような欲求……、
例えば
●感受性が強い
●内向的
●羞恥心が強い
●我が強い
●天邪鬼
これらを直して欲しいという「期待」というか、ほぼ「ダメ出し」💦
こういった性格を「問題」と思っているところが、そもそも「問題」
であり、「強固なジャッジ」です。
親がこうした意識を持っていると、親子関係はスムーズに行きません。
期待のエネルギーは、子供に伝わっています。
親が、子供と良好な関係だと思っていても、子供は苦しんでいます。
子供は自分のありのままを親が受け止めていないことくらい、子供には分かるのです。
なぜ、感受性が強いことがいけないのでしょうか?
なぜ、羞恥心が強いことがいけないのでしょうか?
なぜ、天邪鬼がいけないのでしょうか?
子供に対する否定、ダメ出し、思い込み、ジャッジの数々は、
子供が成長するにつれ、重くのしかかり、大人になって苦しむ経験をするようになるでしょう。
片方の側からしか視ることのできない狭い視野が、ジャッジです。
天邪鬼になる子供の気持ちを、丁寧に見てみましょう。
感受性が強いことの、利点を考えてみましょう。
そして、羞恥心はなぜ生じるのか、考えてみましょう。
もしかしたら、親や周囲が「期待」をかけすぎている(言葉に表していても、していなくても)のが原因で、羞恥心が強くなっているのかもしれません。
他人に期待をすればするほど、その通りになりません。
期待のエネルギーは、「コントロール」のエネルギーにもつながります。
コントロールのエネルギーは、「奪う」エネルギーでもあるからです。
奪おうとすればするほど、相手は奪われまいとするでしょう。
Comentarios